森羅万象と夜のしじま

読書、散歩、音楽など。

幸せの原風景

しあわせの香り

子どもの頃読んだ本の挿絵にりんごのオーブン焼きがあった。暖かさや香りが伝わるような美しい絵だったと思う。おいしそうな料理だけでなく、それが供される暖かい家庭がひどくうらやましかったことを覚えている。 当時の我が家は貧乏で、育ち盛りの私は満足…

秋の夕餉

今夜は雨が降り、この秋、はじめて涼しさではなく寒さを本格的に感じた。 帰宅して風呂を沸かし、子ども入浴。他愛もない話をしておしまい。 夕食は質素ながら暖かく、美味であった。贅沢を言えば切りがないが、いまこの瞬間は幸せだと言える。